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クローズアップ8 ブーケのブローチ

すべてのジュエリーアイテムの中でも、
人の肌に直接触れる部分がないのはブローチだけです。
そのため、より高貴なアイテムだと言われることがあるそうです。
ブローチ特有のエレガントな雰囲気を、示しているような話ですね。

今日はボタニカルモチーフのブローチを3つ、クローズアップいたします。
フェデリーコ・ブチェラッティのブローチの中でも、
植物を束ねたブーケスタイルのデザインは、
扇を優雅にひろげたような形が着けやすく、人気があります。
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こちらのパールのブローチは、
1枚ずつ細工を施した、小さなゴールドの葉の間に、
ベビーパールが白い花のように散りばめられ、
全体にふっくらとした形が優しい印象です。
葉の主脈部分と茎の、シャープなラインが、
きりっとした表情を加えています。
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丸くフクリン留めをしたルビーが、熟した実のようで愛らしい、
小ぶりなブーケです。
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こちらは存在感のあるゼラニウムのブーケです。
3枚の葉の全面にエメラルドが留められ、ゴールドの部分には隙間なく、
ミル打ちの細工が施されています。
中央にマーキスカットのルビーとダイヤモンドの花が咲き、
どこかモダンでアート感覚もあるデザインです。
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裏側には、エメラルドに光を通すための窓がびっしり。
1つ1つに微妙なゆがみがあり、繊細な手仕事の痕跡を
ご覧いただけます。
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木々の葉が色づくこれからの季節には、
カシミヤやウール、ベロアといった厚手の素材にも、よく似合います。
ブーケのブローチは装いを華やかにするだけでなく、
女性らしい、柔らかなムードと上品さを与えてくれます。
また、想いを束ねた贈り物とされても、温もりが伝わる素敵なジュエリーです。

クローズアップ7 トンボのブローチ

木々をさわさわと揺らす風に、
秋の訪れが感じられるようになりました。

今回は、夏から晩秋ごろまで、水辺や草地でよく見かける、
トンボを模したブローチをクローズアップいたします。

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フェデリーコ・ブチェラッティにとって、草花や小さな昆虫など、
自然の創造物はすべて、気高く表現するにふさわしい
魅力的な存在であるといえるでしょう。
そして美しさのためには、先入観にとらわれず、
自由な発想で素材を選ぶことがあります。

このブローチを見て、まず驚かされるのは、
乳白色をした優美な羽根ではないでしょうか。
「これは何でできているの?」と
みなさまにお尋ねをいただくこの羽根は、
フロスト加工されたクォーツで作られています。

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半透明のフロストクォーツだからこその繊細さと、
はかなげなニュアンスが醸し出されています。
表面には、流れるような細い線が彫られ、
ふわりとしたエアリーな表情が添えられています。
淡い輝きには、ほのかな精気さえ感じられるようです。

トンボの身体はゆるやかに曲線を描いています。
細工をこらしたホワイトゴールドと、
ダイヤモンドを散りばめたイエローゴールドとで、
細部に至るまで緻密に、昆虫らしい描写がされつつ、
上品に仕上げられています。
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決して華美ではない、軽やかさのあるシンプルなジュエリーですが、
一度見たら忘れられない印象を残す、貴重な美しい作品です。
フェデリーコ・ブチェラッティの高い美意識と技が凝縮されています。

トンボは前にしか進まないことから「勝ち虫」という
縁起の良い呼び名もあるようです。

この清々しいトンボをさりげなく肩に留める時、
人生の折々に、新しい季節に進もうという、
凛とした勇気が湧いてくるかもしれません。

クローズアップ6 小枝のピアス

フェデリーコ・ブチェラッティのサロンには
小さな金細工の植物園とも呼べるほどに、
多彩なボタニカルモチーフのジュエリーが並んでいます。

どちらかといえば華麗な花々というより、可憐な草花や、
野にある優しい草木のような
素朴な中にも生き生きとした魅力あふれるもの、
変化に富んだ自然の美しさを細やかに表現したものが
数多くあります。

中には、実際に存在しない空想上の植物を
デザインしたものもあります。
今回はローマから届いたばかりの、
素敵なピアスをクローズアップいたします。

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この小枝のピアスに、物語に描かれる植物のような、
不思議な印象を感じるとしたら、
それは玉虫色のマザーオブパールが使われているからかもしれません。
マザーオブパールはその名の通り、真珠を作る母貝のことで、
光を反射して、虹色の神秘的な輝きを放つものです。

木の実を思わせる、ややハート型のマザーオブパールは、
小さなガクのような彫りのツメにしっかりと留められ、
輝く金細工の輪にくるまれています。
小枝からはマットゴールドで表現された葉が伸びています。
そして一粒あしらわれたダイヤモンドが、
露のように光って見えます。
小さな中にも、さまざまな質感と輝きがあり、
重層的な魅力のあるデザインです。

まるで森の奥深くにある幻想的な木の枝先から、
ほんの少し手折ってきたばかり、というような芳しさがないでしょうか。
どんな木なのか、想像してみるのも楽しいかもしれません。

お顔まわりに近く、最も人目にとまりやすいピアスやイヤリングは、
つい無難なデザインを選びがちです。
そのため、ありきたりでない、おしゃれなデザインのものを、
見つけることが難しいものです。
この植物のピアスはとても上品で愛らしさもあり、
主張しすぎることなく、着ける人に特別な雰囲気を与えてくれます。

同シリーズには小ぶりなブローチもあります。
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植物をリアルに模倣するだけでなく、
ハイジュエリーとしての高級感や、夢のような遊び心も加味した、
バランスの良い美しさは、伝統的なクラフツマンシップによるものです。

その創造性は、自然の意匠の素晴らしさ、豊かさを見つめる
職人たちの情熱から生み出されています。

(ピアスはクリップタイプのイヤリングにお仕上げも可能です。ご相談ください。)

コレクション12. シダの葉のジュエリー

イタリア語でバカンスのことを"Vacanza ヴァカンツァ"といいますが、
イタリア人にとって夏休みは一大イベント。
暑くなってくると「今年はどこに行くの?」という挨拶が交わされるようになります。
皆さまのバカンスのご予定も、そろそろお決まりでしょうか。

今回は、リゾートでもタウンでも、またナイトシーンでも視線を集める
夏らしいシダの葉のジュエリーをご紹介いたします。

フェデリーコ・ブチェラッティが誇る高度な金細工の技が可能にした、
細密で見事なシダの葉の意匠。
ペンダントトップの葉の長さは約9cm、ネックレスチェーンは42cmあり、
独特な留め方により、大ぶりな葉が優雅に揺れるようにデザインされています。

潔いほどの大胆さと、女性らしいオーガニックな雰囲気とのバランスが良く、
リネンやコットンなどのさらりとした素材にも似合って、
リラックス感が強くなりがちな大人の夏の装いを、
確実にランクアップさせてくれます。

ピアスの方は、ペンダントよりやや小さく、長さは約7cm。
存在感がありつつも、不揃いな葉のギザギザが軽やかで、
お顔まわりに凛とした華やかさをもたらします。
ペンダントとセットアップでお持ちになると、
お着けいただくシーンも広がります。
写真にはありませんが、同シリーズには
約10cmのシダの1枚葉のブローチもあります。

ごくシンプルな葉のモチーフですが、
ありきたりでない普遍的な美しさが感じられるのは、
代々技を受け継ぐ職人の腕があるからこそ。

キラキラ輝く宝石はついていませんが、
フェデリーコ・ブチェラッティらしい逸品のひとつとして
金細工の美の真髄を味わえる魅力的なジュエリーです。

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クローズアップ5 ギリシャライン

フェデリーコ・ブチェラッティで定番的な人気のある
"ギリシャライン"のコレクションから、バングルとリングを
ご紹介いたします。

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とてもモダンに感じられる幾何学的なデザインですが、
じつは古代ギリシャのデザイン様式からインスパイアされています。
黄金比を確立したともいわれ、完璧な美の数学的ルールが追求された
古代ギリシャへの賞賛をもとに、タイムレスな美しさを導き出しています。

大胆でスタイリッシュなデザインはもちろんのこと、
注目していただきたいのは表面の仕上げです。
イタリアンゴールドジュエリーの表面仕上げの中でも、
シルクサテン生地を思わせる、セミマットなサテン仕上げには
古い歴史があり、細い針のような道具で表面に繊細な筋をつけていく
高度な作業は、まさに職人の腕の見せどころといえるものです。

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ギリシャラインの表面に施された仕上げは、
フェデリーコ・ブチェラッティの職人技術により、
そうしたシルクのような艷やかな光沢という以上に、
シャープな輝きを放つ独特のものです。
動くことによって、光の波がサッと現れたり消えたりする様子は、
目を奪われるほどに、鮮やかな印象を与えます。

またすべてのエッジに丹念に施された、
煌めきをモチーフとしているかのような彫り模様が
優美な光を放ち、高級感を感じさせます。

驚くほど薄いプレートタイプのため、
ボリューム感を演出しつつ、軽やかにお着けいただけるのも
魅力のひとつです。

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今回ご紹介のホワイトゴールドのバングルとリングは、
6月27日から髙會堂六本木店で開催する"マイスタイルフェア"でも、
実際にご覧いただけます。

これからの暑い季節でも、時期やシーンを問わずお着けいただきやすく、
日常の装いにプラスするだけで、洗練されたおしゃれな印象を与える
ファッション性の高いアイテムです。

ギリシャラインには、ほかにネックレスやピアスもあります。
もちろんイエローゴールドでのオーダーも承ることができます。
ぜひサロンで、お手に取ってご覧ください。

マイスタイルフェア 6/27-7/2

卓越した宝飾師の手による金細工が魅力のフェデリーコ・ブチェラッティ。
このたび、日常にも着けやすく、ベーシックな装いに映えるジュエリーを集め、
"MY STYLE FAIR"マイスタイルフェア"を開催いたします。
お客様のライフスタイルや、お好みのファッションにふさわしい、
ご自分らしさを美しく表現いただける、素敵なジュエリーをご提案いたします。

フェデリーコ・ブチェラッティで叶う、マイジュエリースタイル。
この機会にぜひお立ち寄りください。

開催日時 2017/6/27(TUE)~7/2(SUN)
開催場所 フェデリーコ・ブチェラッティ髙會堂六本木店
東京都港区六本木4-2-45 TEL:03-3405-7131
営業時間11:00~18:00

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クローズアップ4 エメラルドと金細工

若葉の緑が美しく感じられる季節になってまいりました。
今回は、緑の宝石の代表ともいえるエメラルドを使った
バングルとピアスをクローズアップいたします。
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まずはバングルのボディ一面に施されたインチーゾ・グラフィートと呼ばれる
彫り模様をご覧ください。
"グラフィート"は落書きの意味ですが、拡大して見ると、唐草模様のような、
植物的なモチーフがびっしりと深く、精緻に彫り込まれていることに驚かされます。
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高度な職人技によって、手間ひまを惜しむことなく仕上げられた彫り模様が
重厚感を漂わせている一方、
ゴールドプレートの両側は、大胆にも波型を描いて空間が作られ、
さらに外側をホワイトゴールドのエッジがきりっと引き締めています。

豪華なダイヤモンドの花に囲まれたセンターのエメラルドは、
ゴールドの石座に持ち上げられるように、やや高めの位置に留められ、
大小のダイヤモンドの花のモチーフは、それぞれたった数カ所の点で
固定されているのみで、その周囲にも空間が設けられています。
見た目の華やかさに反して、空間もうまくデザインされているため、
意外なほど軽やかにお着けいただけます。

バングルの両側中央にも、小さな地金の玉を連続して打刻した
ミルグレインという装飾が施されたホワイトゴールドのラインが敷かれ、
アクセントになっています。
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金細工による重層的な美しさと、繊細軽妙さが見事に調和した、芸術品ともいえるバングルです。
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もう一つ、クラシックなデザインのエメラルドのピアスをご紹介します。
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しっかりとしたグリフ(爪)で、少し浮かせるように留められたエメラルドは、
四方からの光を取り入れ、透明感のあるグリーンが美しく映えています。
グリフから自然な放射状に刻まれた彫り線もまた巧みな技によるものです。
この細工によって、シンプルな中にも、ひと味もふた味も違ったゴールドの
輝きが生み出されるのです。
端にぐるりと留められた、それぞれ12個のローズカットダイヤモンドも、
エメラルドのみずみずしい煌めきに華を添えています。
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どちらのジュエリーも、一見すると伝統的なスタイルのようですが、
細部の徹底したこだわりと造形力によって時代を超える美しさがもたらされ、
また色鮮やかなエメラルドと、フェデリーコ・ブチェラッティの金細工でしか
表現でき得ない、どこか神秘的で奥深い世界を感じさせます。

クローズアップ3 ロビアーノ 

今回は、細いリングやバングルの中に、
フルーツがたわわに実るかのように立体的に彫り上げられた
コレクション、"ロビアーノ"をクローズアップいたします。

金銀細工の技術の高さ、経年変化による銀細工のグレーがかった陰影、
フルーツや花など、イタリアンルネサンスを思わせる生命感あふれるモチーフ...。
さまざまな魅力に富み、たいへん古くからある定番のシリーズです。

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ロビアーノのリングを手に取られた方は、
しばし無言でクルクルと回して、
この小さな芸術的世界を楽しまれます。

こちらの写真では、ブドウの房が見えています。

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イエローゴールドのエッジの仕上げが異なるだけで、
全体の印象も大きく異なってきます。

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左側、Bordi lisci(ボルディ・リーシ)と呼ばれる、
艶のあるシンプルなエッジのタイプは、
彫刻部分とのコントラストが明確で、軽やかな印象です。
右側は、エッジにPerlinati(ペルリナーティ)
という細工を施したクラシックなタイプです。
タガネで削り出した小さな球が並んでいます。
この1つ1つの球の仕上げだけを見ても、
並ならぬ職人技であることが、おわかりいただけると思います。

ロビアーノはイエローゴールド、ホワイトゴールド、シルバーの
いずれでもお作りできます。
人気が高いのは、フルーツをシルバーで彫刻したタイプで、
メンズリングとしても、ご好評をいただいています。
豊かさ、実りを象徴するフルーツのエタニティリングは、
他ではなかなか見つけられない、フェデリーコ・ブチェラッティならではのもので、
個性的なペアリング、マリッジリングとしてもおすすめしたいお品です。

コレクション11. 上質なベーシックジュエリー

イタリアの街角で見かけるおしゃれな女性たちは、
大ぶりで個性的なジュエリーを素敵に着けこなす一方で、
ベーシックなジュエリーを日常に上手に取り入れて、
さりげなく上質感を演出しています。

今日はオフィスやカフェでもおしゃれに見えて主張し過ぎない、
スタイリッシュなジュエリーをご紹介いたします。

写真左側の、ゴールドにルビーをあしらったリングは、
石留めの周囲に、重層的に異なった細工がほどこされ、
星の輝きのような模様が特徴的です。
クラシックなデザインですが、ホワイトゴールドのエッジが
全体をきりっと引き締め、モダンなスタイルにも似合います。

右側の、ダイヤモンドが花飾りのように並べられたリングは、
そのリュクスなムードにもかかわらず、
職人の細工によって繊細な透け感がもたらされ、
指先をエレガントに見せてくれます。

あわせてご提案しているのは、フェデリーコ・ブチェラッティの
数あるクロスペンダントの中でも、もっとも小さなサイズのものです。
小さいながらもシャープなデザインと、ダイヤモンドのきらめきが、
シャツやブラウスの襟あきに美しく映えます。

ベーシックなデザインのジュエリーはシーンを問わず出番が多く、
毎日でもつけていたくなります。
だからこそ、本当にクオリティが高く、存在感に差のつくジュエリーを、
フェデリーコ・ブチェラッティでお選びになられてはいかがでしょうか。

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クローズアップ2 シルバーとローズカットダイヤモンド

フェデリーコ・ブチェラッティでは、貴金属と宝石が生み出す光と影の世界を、
より美しく繊細に表現するために、素材の選び方、組み合わせ方には
並ならぬこだわりを持っています。
特にゴールドにシルバーとローズカットダイヤモンドを組み合わせたタイプは、
とてもフェデリーコ・ブチェラッティらしいものです。

ローズカットダイヤモンドは、薔薇のつぼみのような
ドーム型のカットを施したダイヤモンドです。
現在主流のブリリアントカットが普及するより前に、
15世紀頃から流行していたカッティング技法のひとつで、
その水面のような上品な輝きが、中世の貴族たちにも愛されてきました。
現在では稀少な素材になっています。

今回ご紹介するこのリングは、センターストーンには
大粒のブリリアントカットのダイヤモンドが輝き、
周囲に8石のローズカットダイヤモンドが留められています。

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かつてはダイヤモンドの輝きを増すために、
裏側に金属箔が貼られたクローズドセッティングがよく見られましたが、
このリングでは精緻な細工によるオープンセッティングを施し、
裏側からも光を取り入れることによって、
ダイヤモンドのクリアな透明感を引き立てています。

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まるで中世の教会にある薔薇窓を思わせるようなベゼルは、
シルバーのオープンカットワーク(透かし)で作られ、
金細工に縁取られたローズカットダイヤモンドの
甘やかな輝きによく調和しています。
リングの腕にはクラシックな細工が施され、とてもエレガントです。

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フェデリーコ・ブチェラッティでは、シルバーが時間とともに変化して
グレイッシュな影を帯びる様子を美しさと捉えています。
それは日本の侘び寂びの概念にも通じる美意識です。

高度な職人技が積み重ねられたこのリングは、
身につけているうちに、いつしか味わい深い表情になり、
さらに愛着が増していかれることでしょう。
時を超えた美しさは、1つ1つ計算され、作られています。